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事例紹介

お客様 三井住友海上火災保険株式会社
人事部 能力開発チーム 課長代理
佐藤貴史様
実施研修 新人指導担当者研修(総合職向け、業務職向け)
実施規模 約250名

「研修を通じて、マネージャーとしての指導力を高めて欲しい」

―――三井住友海上火災保険様には、新人の指導担当者研修の研修プログラムを採用いただきました。まずは、御社の若手人材育成の基本コンセプトを教えていただけますか?

入社して3年間を義務教育期間と位置づけ、3年間で一人前の社員に育成していくというコンセプトで 育成しています。特に新人研修期間は、2週間研修所で学び、2週間現場(営業支店、損害サービス拠点)に仮配属するというサイクルを繰り返しながら、緊張 感を持って効果的に保険商品知識を身につけるようになっています。その後は、新人の指導担当者を中心に現場でのOJTを行いながら、集合研修をはさみ、3年間で義務教育を卒業していくという育成プログラムになっています。

―――では、今回の『新人指導担当者研修』の位置づけや狙いはどのあたりにあるのでしょうか?

今年からブラザー・シスター制度を導入し、新人の指導担当者の制度を大きく変革しました。そして、制度の意義を伝え、育成スキルを向上させるための『新人指導担当者研修』を実施しました。その狙いは大きく3つあります。

 一つ目が、次期マネージャー育成です。会社の人員構成上、どうしてもマネージャーになる前に、後輩育成に深く関わるチャンスが少ないので、その機会を提供するという意義があります。この意義を伝えることでずいぶんブラザー・シスターのモチベーションが変わりました。

 二つ目が、全社的な取り組みの強化です。これまでも指導担当者という役割はありましたが、担当者の設定状況や指導のやり方にムラがありました。それを全社的に重要な取り組みであるというメッセージを発信することで、ばらつきをなくすという狙いがありました。

 三つ目が、指導担当者の位置づけの変更です。こ れまで、指導担当者にまかせっきりになり、指導担当者が孤立することが多かったのですが、ブラザー・シスターの役割を「新人とのパイプ役」とすることで、 自分で指導するだけでなく、職場全体で新人を指導するよう、上司や同僚を巻き込みリーダーシップを発揮する機会にしてもらいました。

「アンケート評価も高く、「目からうろこ」との評価も」

―――では、研修を実施してみての率直な感想をお願いいたします。

今回、2日間のプログラムのうち、初日の『日々の育成の心構え・スキル』をToBeingsに、そして2日目の『中長期的な育成』を人事で担当しましたが、両日共に、受講者サイド、人事サイドともに非常に満足のいく内容でした。

 ToBeingsの研修のアンケート結果も4.8点(5点満点)と非常に高く、コメントもびっしりもらいました。例えば「新人指導の不安が解消された」「明日からの具体的な指導のイメージができた」「今までの自分の指導が、新人にどう伝わっているかを体感し、ショックを受けた」「演習が多く、スキルが身体に染み付いた」「こんな視点で育成するのかと、目からうろこが落ちた」など、受講生に大きなインパクトを与えたようです。

「新人からは「指導が変わった」との声。離職者も0人に」

―――研修を実施した後、現場で何らかの成果がありましたでしょうか?

そうですね。研修をして受講者が満足しても、現場で導入効果が出るとは限らないのですが今回は大きな導入効果がみられました。

 まず、指導担当者研修をした2ヵ月後に、新人に対して、「指導担当者の指導に変化があったか?」をアンケートで聞いてみました。すると、匿名も可のアンケートだったのですが、3割以上の新人から「変化があった」という回答をもらいました。この数字は、我々は非常に良い数字ではないかと考えています。というのも、自分で指導法が変わったと思っていても、それが相手に伝わるのは相当な変化が必要だと思います。まして、自分のことで頭が一杯の新人から見ても変化があったということは、大きな変化があった証拠だと捉えています。

 さらに、大きな変化としては、世の中では離職率の増加が叫ばれる中、200名近くの総合職の新人が、12月の時点でまだ一人も辞めていないということが起こっています。これはまさに、ブラザー・シスターが新人と良い人間関係を作り指導にあたっていることが大きな要因になっていると思います。

―――それは、本当に大きな成果ですね。最後に、弊社に対して今後期待したいことを教えていただけますでしょうか?

そうですね。現在、ブラザー・シスター制度を導入し、若手中心にOJTの意識は高まってきています。そして、今後はそのOJTの意識を課全体、部全体に広げながら、会社全体としてOJTで育成していく意識を醸成していきたいと考えており、その点に関して、さらなるご提案を期待したいですね。

―――お忙しいところ、貴重なご意見をありがとうございました。