謹賀新年 2014年もよろしくお願いいたします

2014.01.01ニュースリリース

 謹賀新年

 

旧年中は格別のご厚情をいただき厚く御礼申し上げます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。 

昨年は、度重なる自然災害やエネルギー問題などが未解決のまま残る一方、アベノミクスや東京オリンピック開催決定など、明るい話題も多く聞こえてきました。

新年にあたり、人材開発や組織開発の観点から、私たちがこの1年間で感じた変化を振り返りつつ、今年を展望しました。 

リーマン・ショックや東日本大震災のような、過去の延長線上では対処できない非連続の出来事が起きた時、私たちは大きな痛みを伴う一方で、「既存のパラダイムが機能しないことに気づき、現実に向き合いながら、試行錯誤で新たなやり方を生み出す」機会を得ます。

具体的には、何か問題が起こった時に、今までの対処策(例:「目標管理を厳格にせよ」、「行動量を増やせ」、「キャンペーンを打て」)を“脊髄反射”のように行ってもうまくいかない場合です。もしくは深く考えて対処策を打っているが、その考えの根底にあるパラダイム(例:「プレッシャーやインセンティブを与えれば行動が変わる」)が機能しなくなっている場合です。

その時、はっと今までのパラダイムが機能しなくなっていることに気づく人もいるでしょうし、多くの人は今までのメガネが機能せずに、現実に直面して“もやもや”し、“もがく”のかもしれません。それがパラダイム・シフトを生み出すブレイクスルーやイノベーションの端緒になるのだと思います。

かなり身近なイメージで言うなら、だまし絵に目を凝らして見ている時に、最初は見る“メガネ”が定まらず “もやもや”や“もがき”が起こりますが、次第に新しい見方が浮かび上がってくる時の心理や認知の変化と同様です。

一般的には、“もやもや”することも、“もがく”ことも、あまりポジティブには受け取られません。外から見ると、“優柔不断”や“朝令暮改”に見える場合もあるでしょう。ただし、ここでは詳細は省きますが、私たちが日々研究・実践している様々な分野におけるイノベーションの方法論で唱えられていることも、誤解を恐れずにその共通項を抜き出すと、「今までのメガネでは理解できない現実を、“もやもや”とありのままに捉え、深く体感し、そこからの発見や気づきをもとに、新しいやり方を“試行錯誤”すること」です。

例)

  環境問題や複雑な社会問題に特に強いシステム思考

  商品開発などのイノベーションに強いデザイン思考

  新規事業開発における顧客開発モデルやリーンスタートアップ

  組織変革や社会変革の統合理論であるU理論

  組織の葛藤や民族紛争を紐解き融和を深めるプロセスワーク

そういう意味で、昨年は、様々な会社組織の現場レベルで、“もやもや”や“もがき”を通したブレイクスルーやイノベーションの端緒が、広範に広がった年でした。“もやもや”や“もがき”は新しい変化が生まれる過程だと捉えると、今の時代の生き方も変わるのではないでしょうか。

私たちが関わらせて頂いている様々な企業でも、本社部門から組織活性化のプログラムや新規事業開発のプログラムを提案した所、現場から相当な応募があって驚いたことが沢山起こりました。これは、数年前ではあまり考えられないことでした。また、組織変革の取り組みの中で、「何のための仕事か?」「私たちは誰なのか?」といった、一般的には雲を掴むようなテーマの対話に、意外にも皆が真剣に取り組む傾向は、震災後は非常に顕著になりました。 

もちろん、目に見えやすい企業の施策レベルでは、足元の景気が回復してきたことで、「喉元すぎれば・・・」で慣れ親しんだパラダイムに逆戻りしたり、変革の動きが停滞しているケースがあることも確かです。一方で、「パラダイム・シフトは、気づかぬうちに周辺から起こる」と言われますが、実際に、私たちが日々ご支援させて頂くなかでも、 そのシフトは既に周辺から中心に向けて確実に広がっていると実感しています。

  震災を契機に、人々の動機づけの要因が、一人ひとりの情熱や存在意義に大きく傾いており、アメとムチが機能しなくなるなかで、経営レベルでも組織の日常のマネジメントの中でもそういった会話が大切になってきている

  ミレニアル世代(海外)・ゆとり世代(日本)などを「どうにかしなければ」という問題設定が変わり始め、昨今の現場の対話では「皆が心の底から動機づけられるヒント」や、10年後は彼らが意思決定の中心になる意味でも「今後の顧客との関係の作り方」を教えてくれる存在になりつつある

  先ほども触れた様々な分野(事業開発、商品開発、組織変革、人材開発、IT...)でのイノベーションの方法論の根底に、同じ世界観(未来は予測できず、計画を手放す)が流れており、互いに融合しながら飛躍的に拡散が進んでいる

2014年、私たちは、そのパラダイムシフトを支援すべく、3つのイノベーションを支援します。

1. ビジネスモデルのイノベーション(事業開発)

2. チームや組織のイノベーション(組織開発)

3. 個人のあり方のイノベーション(人材開発)

もちろん、イノベーションを支援するとは、単に新たな変化を促進することではありません。むしろ、私たちの立ち位置は、世界的な社会変革のリーダーシップ養成機関であるベルカナ研究所がTwo Loopsの概念で提唱するように、既存のパラダイムと新しいパラダイムの対話を促進し、それぞれの強みを取り入れながら、自然な起こるべき変容を生み出していくことです。   

 

2014 年、私たち ToBeings は、まず自らがその変化の一部となると共に、クライアントの皆様の様々なイノベーションをファシリテートしていきます。  

 

株式会社ToBeings 代表取締役 橋本 洋二郎

 

 

2014年 ニュースリリース・セミナー情報へ