「創造性を概念だけではなく、現場で実践できるという手触り感のある学びが得られるんです」

「必須研修ではないのに、開催を増設しなければならないほど、常に受講希望者が多い研修です。ものづくりのプロである現場の社員が、『このプログラムは現場ですぐに使えそうだ』、と肌で感じたからではないでしょうか」

導入事例:パナソニック株式会社 様

ビジネス環境の変化が激しい中、家電中心ビジネスからソリューションビジネス(=価値を創るビジネス)へと移行しているパナソニック様では、新たな時代に求められる人材育成に積極的に取り組んでいます。新しい付加価値を生み出せる人材育成の一環として、4 年間にわたって導入頂いている「一歩上をいくクリエイティブシンキング」について、パナソニック株式会社人材開発カンパニー研修グループ参事の小藪様にお話を伺いました。

|「一歩上をいくクリエイティブシンキング」の概要について

パナソニック人材開発カンパニーの役割、小藪さんのミッションについて教えて下さい

人材開発カンパニーは、パナソニックグループの従業員を対象とした人材育成・教育訓練を担っている組織になります。主に社員向けに研修を実施していますが、社外の会社様向けにも一部研修サービスを提供しております。

組織の体制は、ものづくり系(製造系)の社員育成、幹部育成、マーケティング人材(営業人材)育成、技術者育成の 4 つの部門に分かれて教育訓練を行っています。私は技術者育成に携わっており、技術者の技術マネジメント力(ヒューマンスキル・マネジメント系)向上を推進するのが私のミッションです。

ーどのような背景で導入をされたのでしょうか?

現在パナソニックでは、非常に速いスピードでソリューションビジネスへと移行しています。家電中心からソリューションへ。ソリューションをつくる、そこで価値を生み出すとなると、必ずクリエイティビティが必要になります。

では、誰がクリエイティビティを発揮するの?と言われたら、今までは商品企画の人たちでした。後工程の技術者は、企画を形にする役割で、分業していたと言えます。しかしこれからの時代は、商品企画と技術者の境目があいまいになり、今までのプロセスが壊れます。設計開発する人も、何が付加価値かを見届けないと価値があるソリューションは作れません。

研修の中でも講師の方が伝えてくれていますが、技術者が現場にいって観察する、そこからでないと新しいものは生まれない。そのため、技術者にはよりクリエイティビティが今まで以上に求められると考えています。そのクリエイティビティを発揮させる際に、現場の業務と非常に親和性の高いプログラムを持っていたのがToBeingsさんで、導入をさせていただきました。

どんな研修だったのでしょうか?

本研修の位置付けを教えてください

価値づくりのためには、そこに至るまでの論理性と新規性が求められます。従来のやり方、固定概念にはまったやり方ではイノベーションは起こせません。今まで積み上げてきたものに、新しい付加価値をつけるには、論理性と新規性が重要です。

今まで社内においては、論理思考の研修は人気があり、様々なレベルのプログラムが整備されてきてきました。論理思考を学んだ後に、次のステップとして新しく価値を生み出す力を鍛える機会、その論理性とスムーズな繋がりをもって新規性・クリエイティブなところを鍛える機会が、この「一歩上をいくクリエイティブシンキング」です。

ー論理性との繋がりという部分をもう少しお話いただけますか?

ToBeings さんは3つの思考法(ロジカルシンキング、クリエイティブシンキング、システムシンキング)の全てをプログラムで持っているからだからと思いますが、正直中身を見せていただいて、ロジカルシンキングとの繋がりがうまくできています。

一例になりますが、ものを観察して、抽象化して新しい価値をつくるところがありますよね?ああいうところは、抽象化するには、いまの目の前で起きたことや情報をどう捉えるか?が大事になってくると思います。

どう捉えるか? について、論理的な見方で見ているのがロジカルシンキングの中でやっていること。その見方を壊して、ズラしてさらに違う見方で捉えるやり方・深め方を学んでいるのが、今のクリエイティブシンキングのプログラムでやることなので、論理性で学んだ学びが生きていると感じます。

ー具体的にどのような研修だったのか教えてください

クリエイティビティというと、いきなりアイデア発想になりがちですが、そうではなく現場・現実をしっかりと観察した上でどう新しいものを生み出すかが、この研修の醍醐味と思います。

クリエイティビティを発揮すると聞くと、閃きや才能だって考えがちですが、実際はそうではありません。プロセスや場のもち方、アプローチのやり方がとても重要です。

このプログラムでは、アイデアをしっかり作り出すための方法論を解説され、それに沿って実際に新しいものを作っていく方法論・プロセスを紐解いてもらっているのが特長です。

受講生からどのような変化がありましたか?

本研修を実施しての感想を率直に教えてください

現場の社員が困っている課題(イノベーションやブレークスルーを起こす)を解決してくれるプログラムであり、定性的にも定量的にも現場からの評価がとても高い実践的な研修です。

先ほどもお伝えしましたが、いままで多くの技術者は、マーケッターから依頼されたものを効率よく製品化することが求められました。しかし、これからの時代は、技術者自身も何がマーケットから求められるかを理解し、新しいものを生み出していくことが求められます。

現場の技術者に求められるスキルが劇的に変わったのです。このようなパラダイムシフトが起きている中で、ToBeings さんの提供してくれている研修は、技術者にイノベーションやブレークスルーを生み出す示唆を与えてくれる内容だと思います。

ー受講生からの反響などはありましたか?

そうですね、多くの日本企業と同様、弊社においても現場がとても忙しいため、必須研修でない研修には人が集まりにくい(社員も研修に参加しにくい)傾向があります。

それにも関わらず、一歩上をいくクリエイティブシンキングは開催をすればするほど、年々受講者数が増えていますし、4年目の今も定員を超えての応募があるのです。

どのくらい職場での口コミがあるかはわかりませんが、申込者数の推移こそ、本研修が時代や社内のニーズにマッチしている、また内容が評価されていることを示していると思います。実際アンケートには、毎回ほぼ全ての人が、「他の人にも参加を進めたい」と答えていますし、さらには、「明日からすぐにでも実践したいことが既に何個も浮かんでいる」という声があります。

これは、創造性・イノベーションという目には見えないものを手触り感のある形で学べるようにしているからです。実際に手を動かし、身体を使ってアイデアを見える化し、落とし込むプロセスを、再現性ある形で学べることは、受講生にとってとてもインパクトがあったのではないでしょうか。

小藪さんから見て、受講生は研修前後で何か変わったと感じますか?

やればやるほど、みんなが笑顔になっていく。アイデア作りのしんどさではなく楽しさ、やりがいを感じて帰ってくれていると思います。本来のものづくりの原点・本質を伝えてくれています。

また、手前味噌ですが、良い意味でも悪い意味でも弊社社員は真面目です。真面目なので、価値があるものだとわかれば、従順に講師の指示に従います。ただ、講師が価値を提供してくれないと感じると、全くついてきません。

ToBeingsをパートナー企業として選んでいる理由は?

ToBeingsをパートナー企業として選んでいるのはどのような理由からですか?

4年近く ToBeings さんに研修の登壇をお願いしていますが、階層・年次問わず受講生からの評価が安定的に高いです。また、受講希望者が年々増えています。受講生が年々増えるということは、ToBeings さん自体が時代の先を見て、常に創造性(イノベーション)を体現されている、ということであるとも感じております。

ーToBeingsに依頼して良かったことはなんでしょうか?

品質が高いこと、最先端の内容が盛り込まれていること、があげられます。
受講生からのファシリテーターへの評価も高く、特に場の作り方は抜群で、安心して任せられます。
また、規格化されたプログラムを進めるのではなく、受講者の職種やバックグラウンドに合わせて、プログラムの進め方、紹介する事例を変えてくれます。
臨機応変な対応や場作りなどは抜群で、結果的に受講生の学びへの好奇心や、現場での実践的な学びに繋がっており安心して任せることができます。

ー最後に、ToBeingsへのメッセージをお願いします

いつもご協力いただきありがとうございます。こういうところ、信頼して任せられるところは少ないので、これからも研修の中身の充実を考えさせてください。