dojo開催レポート(flame限定記事)

dojoについて

dojoとは

修了後の実践⽀援コミュニティ“flame”で年に2回のみ⾏われるリアルでの学びと実践の場。「組織進化の今」や「実践状況」をシェアしながら、プログラム内での体験を通じて、より深い探究や実践のためのスキルや学びを得ます。

dojoの魅力

dojoの魅力は、リアルで皆さんのシグナルをキャッチし合いながら、共に創り上げていくこと。dojoでは、自分自身や組織について振り返り、今後の組織進化の変容の糸口を探究します。参加者がファシリテーターとなり伴走しますので、自分一人ではたどり着けなかった気づきが得られることが多く、そこでの学びは体感知となり、次への実践に繋がります。

また、懇親会も含め、親睦を深められることも魅力の一つ。同期との旧交を温めることはもちろん、期を超えた交流が出来ます。同じ学びを得た修了生同士ですので、なんだか安心感があり、すぐに打ち解けているように感じます。

第1回dojoの報告

今年度第1回目のdojoは4月11日に銀座で行いました。
新年度を迎えた大変忙しい時期でしたが、当日は10名近くの修了生が集いました。

チェックイン

0期〜2期を交え、久しぶりにリアルで会えた喜びから、笑顔で始まったチェックイン。

実社会では講座の感覚を忘れるので取り戻したいと思って参加したんです。

講座の内容は本当に奥が深くて分かったつもりが分かっていないんですよね。継続して学んで試したいと思います。

修了生からは、学びに対する意欲もお声に出して頂き、心地よい場の引き締まりを感じました。

ゴール

今回のdojoにおけるゴールを以下のように確認し合って、ワークに臨みました。

これまでの旅路を振り返り今後の変容・進化の方向性を探究する

【ワーク概要】

・グループになり、ここ数ヶ月の自身と組織の進化のプロセスを思い起こし、壁を感じたり、 感情が揺さぶられたシーンを振り返る。
・ファシリテーター達は伴走者として、シグナルをキャッチしながら、問いや働きかけを
 行い、話し手の探究を支援する。
→自分の2次やエッジ、このシーンにどのような組織の縮図があるかを内省し、進化のポイン トを探究していく。

ワーク中は洋二郎さんから、話し手のエネルギーの開き方など細やかなアドバイスをもらいながら、皆で探究を深めていきました。

自分自身や組織を振り返って、率直な声などを出せるのは、この場が安全であるからこそ。ファシリテーターの働きかけにはっとしたり、深く考え込めたり、「そうかも知れません!」と気づきが得られた様子でした。日常なかなか一人ではこのような時間は取れませんよね。皆がいてこそたどり着けた自分のNeedsや、組織変容の糸口が掴めた人が多かったのではないでしょうか。

リアルケースのロールプレイから組織の変容・進化の糸口を見出す

後半のワークでは、修了生のリアルケースを題材としたロールプレイを行い、変容・進化の糸口を見出していきました。

ファシリテーターとして手を挙げられた、2期の下釜さん(がまさん)と長瀬さん(りゅうさん)のもと、ロールを決めて、そのロールに没入していきます。
ロールを演じている中での緊迫したシーンに胸がざわつく場面もあり、その場で出された本音に対して、誰がどう受け止めたらいいか分からない難しさもありました。このワーク上で起こった関係性から、修了生企業で起こっているかもしれない問題の縮図が現れていたようです。

詳細は省きますが、印象的なシーンとしては、一般社員役をしていた人たちの憤りの声を投げた時に、”それを受け止める人がおらず、スルーされたシーン”。

一般社員からすると、無視されたような体験であり、かたやマネージャー側や経営陣からすると、そんなつもりは全くなく、むしろ「これを誰が受け止めるの?(自分ではない)」という戸惑いもあったようです。それは、暗に「これを受け止めるのは自分じゃない(自分の上だろう、社長だろう)」という想いがあったようにも感じました。

そして、回り回って、誰も受け止める人がいないという状況があるから、常に社員の想いは空転し、諦めが募っていくサイクルが、そこにはありました。

ファシリテーターのお2人からは、

エネルギーを受け止められず、単に皆の意見を聞いてボールを回しているだけだったと気付いた。

ファシリテーターとしていい経験が積めた。コファシって難しい。サブになると一気に緩んでしまった自分に気付いた。

頭で考え過ぎていて、どうしたらいいか分からなくなったが、「素でやろう」と思い、その人のエネルギーに踏み込んで聞くことが出来た。

という感想が出ていました。

関係性や組織について、実際にそのシステムに身を投じてみることで初めて見えてきた世界もあり、それぞれが考えさせられる、余韻が残るものとなったように感じます。

今後も修了生の皆さんと共に学び続け、組織進化の実践と自己成長を続けていきたいと考えています。

第2回dojo開催日程

次回は、

2023年11月10日(金)昼~@銀座周辺(終了後は懇親会を開催)

を予定しています。今年度の修了生である第3期生も交えて開催したいと思います。講座での学びを継続して実践していく場の一つとしてぜひご活用下さい。