オンライン組織開発・変革支援

「遠心力」が働くリモートワーク時代の組織運営

COVID-19の広がりによりリモートワークが急速に進んだ結果、「部下の考えていることがわからない」、「動きが見えない」などあちこちで組織運営が難しさが叫ばれるようになりました。その理由は、物理的に離れた場所にいるコミュニケーションの問題だけでなく、外出自粛期間などを通して、個人の意識がよりパーソナルな志向や関心に向かったことで、一気に会社の中で多様性が表出したという側面もあります。

物理的にも精神的にも遠心力が働き始めた今、どう組織を運営するかは難かしさもありますが、これを機に、組織の中で働く一人一人が、個性を生かせる組織に変容していくチャンスでもあります。個々人が私たちは、課題をそのまま抱えながら完全オンラインで組織開発・変革を実現することで、その組織に合った組織運営のスタイルを獲得していく支援をさせていただきます。

オンライン組織開発における弊社の工夫(3つ)

1. オンラインでの深層心理の把握

組織の状態を把握することは、組織開発・変革において必須事項ですが、リモートワーク環境では、個々人の思いや行動が現れにくく、さらにオンラインのコミュニケーションでは、深層心理やチームのダイナミックスの細かなシグナルが拾いにくいという二つの観点で状態を把握する難しさがあります。
私たちは、独自に皆が同時に顔を合わせる希少なオンラインの場(や時には非同期の場)での様々なシグナルの把握する方法と、その場のデザインを開発したことで、完全オンラインの環境の中でも、かなりの精度で今組織に何が起きていて、どんなことが必要なのかをあぶり出すことができるようになりました。

2. オンライン時代で機能するための個人への働きかけ

集まった時の対話やディスカッションをより効果的にするために、以下3点を視点から、個人が気づき、考えを熟成できるような働きかけをより充実させています。
1.反転学習の活用による同時生の場の活性を最大化
2.非同期の場の利点を生かしたコミュニケーション
3.個人の内省や自立を生かした活動のデザイン

組織進化プロセスファシリテーター講座での事前動画

3. オンラインの気づきを促進するグラフィックファシリテーション

オンラインの場では、動作や表情、熱量など非言語でのコミュニケーションがない部分を対話の可視化によって補完しています。
・グラフィックファシリテーション(その場にある感情や話の文脈の共有に)
・miroなどのオンラインホワイトボード(自発的に議論を作りあげる環境に)

組織進化プロセスファシリテーター養成講座での一場面 (by TAGAYASU 出村沙代)

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