【第0期参加】組織や人が変わっていくための真実を知りました。

小金蔵人 氏
株式会社ZOZOテクノロジーズ 経営管理部 組織開発 リーダー

食品メーカーの営業を経て、ヤフー株式会社に入社。新規ビジネス開発、新規サービス企画の経験を通じて、組織活性プロジェクトに従事。2016年には人事部門へ異動し、本格的に組織開発に取り組み始めた。2020年に株式会社ZOZOテクノロジーズへ入社し、現職。

弊社とは、ご前職での1on1のプロジェクトでお世話になりました。また、講座中では、一番のムードメーカーとしてご活躍いただき、「組織開発をいかに広く伝えるか」への情熱を場に持ち込んでいただきました。

テクニックではない、視点が学べる時間だった。

これまでは人事業務や各種コミュニケーション施策、サーベイなどを使って、幅広く組織に介入しながら、組織開発を進めてきました。

今回受講させていただいて感じた率直な感想は、「いったい自分は、橋本さんから何を教えてもらっているんだろう?」ということ。よくある外部研修とはまったく違いました。「いや~、3時間の研修で答えが分かったわ」といった単純な内容ではないんです。今まで自分が信じていた真理がどんどん疑わしくなっていく。講座を受けるたびに、深く考えさせられました。

この講座には、テクニックはありません。その代わりに新たな視点、ものの捉え方そのものを学んだ気がしています。ToBeingsでは組織開発・変革ではなく、「組織進化」という言葉を使っていますよね。組織自体を生命体として捉える視点は、自分にとってまさに新しいものの捉え方でした。例えるなら、異なる視点が写るカメラを持たせてもらった、という感じでしょうか。「今この瞬間、ここで起こっていることに目を向ける」という考え方も、同様です。相手を変えるための施策を打つのではなく、自分自身も含めたその場にいる人、さらに組織全体の解像度を体感しながら引き上げていく。その結果、組織が健全に変わっていく出発点に立てるのだと思います。

決してラクではなかった、「真実を知る」ということ。

こうして今は言語化できるようになりましたが、受講中はなんだかモヤモヤして気持ち悪い感じでした(笑)。頭で理解しても、心がついていくまでには相当時間がかかりましたね。正直、すぐに仕事に活かせているかというと、まだ疑問が残っています。実践につなげられるかどうかはこれからなのでしょうが、この受講期間でしか得られない”カメラ”を手に入れられました。

この講座を受けなければ「あの施策を打っておけば良いか」と気楽に仕事を進めていたでしょうけど、真実の世界が見えるようになった今、もはや戻ることができなくなってしまいました。映画『マトリックス』で、主人公が「真実の世界が見える赤カプセル、平和な幻想の世界を生きられる青カプセル、どちらを飲むか」と究極の選択を迫られるシーンがありますが、まさにそんな心境でした。非常に苦しい道を選んでしまいましたが、「人が変わっていくための真実」を知る機会となりましたね。

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